届出・手続きのポイント
期限や行う時期 | 落ち着いたらすみやかに |
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手続きする場所 | 契約していた携帯電話業者 |
準備するもの | 各社指定の書類など |
解約もしくは名義変更のどちらかを決める
故人が携帯電話を使用していた場合は、基本的に次のどちらかの手続きを行います。
- 解約・・・使用する予定がない場合
- 名義変更(承継)・・・家族などが引き続き使用する場合
この2つの他、両方を掛け合わせたものとして、家族が名義を引き継いで承継した後、一定期間を経て解約するという方法もあります。
中には故人が死亡した事実を知らず、故人の携帯電話に連絡をする知人や友人もいるかもしれません。一定期間、故人の携帯電話を使える状態にしておくことで、死亡の事実を知らない人との連絡がとることができます。ある程度の期間を経て連絡がとれたと判断したら、通常の手続きを経て解約しましょう。
携帯電話の解約方法は?
死亡による解約の方法は、各社異なります。故人が使用していた携帯電話業者のホームページを確認するか、サポートセンターに問い合わせの電話をするなどして、必要書類や流れを確認しましょう。もちろん最寄りのショップで確認しても構いません。
ここでは例として、NTTドコモの解約方法を紹介します。
(必要なもの)
- 葬儀の案内状や死亡診断書など死亡の事実が確認できるもの
- 利用中のドコモUIMカード(FOMAカード)
- 来店者の本人確認書類
※契約事務手数料:無料
(必要な費用)
- 解約日までに利用した料金(翌月請求)
(手続き方法)
ドコモショップにて手続きを行う
(参考)NTTドコモホームページ:ご契約者の死亡による承継または解約
この他の業者の場合も、ホームページを見れば詳しい説明ページが用意されています。
インターネット検索で「〇〇(業者名)+死亡+解約」と入力すれば、該当ページが見つかります。まずは検索して調べてみましょう。
携帯電話の名義変更の方法は?
故人の名義変更を行い、家族などが故人の携帯電話を引き継ぐことを「承継」と呼びます。承継の方法も各社異なるため、携帯電話業者のホームページを確認するか、サポートセンターに問い合わせの電話をするなどして、必要書類や流れを確認しましょう。
承継についても、NTTドコモの例を紹介します。
(必要なもの)
- 相続関係がわかる書類(戸籍謄(抄)本など)
- 承継する人の本人確認書類
- 新しい利用者の氏名や生年月日が確認できる書類
※契約事務手数料:無料
(毎月の支払の手続きに必要なもの)
- クレジットカード
- キャッシュカード
のいずれか1点
※上記がない場合は、預金通帳+お届け印が必要。
(手続き方法)
ドコモショップにて手続きを行う
(参考)NTTドコモホームページ:ご契約者の死亡による承継または解約
この他の業者もホームページを見れば、詳しい説明ページが用意されています。インターネットで「〇〇(業者名)+死亡+名義変更(または承継)」と入力して検索してみましょう。
手続きは、なるべくすみやかに
携帯電話の解約や承継の手続きを行わなければ、当然ながら携帯電話業者は故人死亡の事実を知ることはできません。通話やメールなどのサービスを一切利用していなくても、必ず月々の基本料金が発生します。そのため故人の死亡後も、故人の名義で請求書が届くことになります。
相続人は、故人のプラスの財産だけではなく、マイナスの財産も引き継ぐ義務があります。故人の死亡後の料金は、相続人が支払わなくてはなりません。なるべくすみやかに、解約もしくは承継の手続きを行いましょう。