運転免許証の返納

故人が運転免許証を持っていた場合、原則として警察署などの窓口で返納手続きを行います。更新期間内に更新手続きを行わなければ、免許自体は失効しますが、紛失・盗難による悪用の可能性もあります。落ち着いたらすみやかに、返納手続き行いましょう。

届出・手続きのポイント

期限や行う時期 落ち着いたらすみやかに
手続きする場所 警察署、運転免許センター
準備するもの 故人の運転免許証、死亡診断書、届出人の身分証明書など

原則としてできるだけ早く返納する

運転免許証は、自動車や原動機付自転車(バイク)などの運転を認める公文書です。都道府県の国家公安員会が運転許可の管理監督を行っており、死亡すればすみやかに運転免許証を返納することが原則として決まっています。

運転免許証の返納手続きは、次の場所のいずれかで行います。

  • 警察署
  • 運転免許センター

窓口では、運転免許証返納届に必要事項を記入して手続きを行います。

なお、返納手続きに必要なものは次の通りです。

  • 故人の運転免許証
  • 死亡診断書
  • 届出人の身分証明書(運転免許証やパスポートなど)
  • 届出人の認印 など

ただし手続きに必要なものは、窓口によって異なることがあります。事前に確かめておくことをおすすめします。

希望すれば返してもらえる

運転免許証は基本的に、有効期限が残り少なくなると、登録している住所に更新連絡書が届きます。更新期間内に手続きを行わなければ、運転免許は自動的に失効する仕組みです。

中には運転免許証の返納手続きを行わず、失効となるタイミングを待つケースもあります。注意したいのが、運転免許証は身分証明書代わりになるということです。

仮に、故人の運転免許証が紛失もしくは盗難にあったとしましょう。その場合、悪用される可能性はゼロではありません。できるだけ早い段階で、しかるべき返納手続きを行いましょう。

なお、故人の形見として運転免許を手元に置いておきたい場合は、窓口にて申し出ましょう。運転免許証にパンチなどで穴を開け、「無効」という印を裏面に押して返してくれます。

運転経歴証明書を見つけた場合

故人の中には、「運転経歴証明書」を持っている人もいます。運転経歴証明書とはその名の通り、かつて運転免許を持ち、運転していた経歴を証明するためのものです。運転免許証と同じく顔写真入りのカードになっています。

警視庁ホームページより引用

運転経歴証明書は、高齢などの理由によって運転免許を有効期限内に自主返納し、なおかつ希望した人に交付されるものです。身分証明書として使うことができ、サポート企業や店舗においてさまざまな特典を受けることができます。

死亡後に運転経歴証明書を返納する義務はありませんが、運転免許証と同じく身分証明書の役割を果たすものです。遺品の中に運転経歴証明書を見つけた場合、扱いには十分に気をつけましょう。

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