死亡診断書・死体検案書の受取

死亡が確認されたら、医師から「死亡診断書」または「死体検案書」を受け取ります。これらは、人の死亡を医学的・法律的に証明する書類です。生命保険金の請求をはじめ、後々の手続きで提出を求められることもあるので、忘れずにコピーをとっておきましょう。

届出・手続きのポイント

期限や行う時期 直後
手続きする場所 病院など医療機関
準備するもの 特になし

死亡診断書・死体検案書とは?入手方法は?

死亡診断書・死体検案書は、死亡した事実を、医学的・法律的に証明する書類です。
死亡の理由によって、どちらを使うかが決まります。

  • 死亡診断書・・・自宅療養中や入院中の死亡、老衰による自然死など。
  • 死体検案書・・・事故や自殺、他殺、原因不明の死や突然死の場合など。

死亡診断書・死体検案書はともに、役所に死亡届を出すときや、生命保険金などを請求するときに、添付書類として提出する必要があります。それぞれ作成者や費用が異なるので、把握しておきましょう。

1. 死亡診断書

死亡診断書は、死亡を確認した医師やかかりつけの医師などが用意してくれます。

  • 入院先の病院で亡くなった場合・・・病院の主治医など。
  • 自宅療養中や自然死の場合・・・かかりつけの医師など。
  • 海外で亡くなった場合・・・海外の医師が発行、日本大使館・公使館などに提出。

死亡診断書の発行は保険外負担のため、病院によって費用が異なります。
一般的には、「3千円~1万円」が一応の目安です。

入院先の病院で亡くなった場合は、死亡診断書の費用の他、医療費や死後処置(エンゼルケア)の費用、霊安室の使用料などを併せて支払うことになります。気になる場合は、事前におおよその費用を問い合わせておくと安心です。

2. 死体検案書

死体検案書は、検死を行った監察医や警察委託の医師が作成します。
費用は自治体によって異なり、数万円かかることがほとんどです。解剖が行われた場合は、さらに数万円の費用が別途必要となる場合もあります。

死亡診断書・死体検案書の様式

死亡診断書・死体検案書は、用紙自体は同じものを使用します。
A3サイズと大きめで、左半分が死亡届、右半分が死亡診断書・死体検案書となっています。

死亡診断書・死体検案書には、医師が次のような内容を記入します。

  • 氏名や性別、生年月日など
  • 死亡日時や場所、死亡原因など
  • 作成した医師の署名または記名押印

死亡診断書・死体検案書は、医師が必要事項をすべて記入してくれます。
ご家族は、必要な費用を支払い、受け取るだけで構いません。

後々の手続きのため、コピーをお忘れなく!

死亡診断書・死体検案書を受け取ったら、忘れずにしておきたいことが、死亡診断書・死体検案書のコピーをとることです。

後々の届出や手続きをする際に、死亡診断書・死体検案書の提出を求められることがあります。死亡診断書・死体検案書は役所に提出するため、原本は手元には残りません。病院で再発行してもらうには、費用がかかります。10枚を目安にコピーをとっておきましょう。

なお、提出を求められるのは、次のような届出や手続きです。

  • 生命保険金の受取
  • 不動産や預金口座などの名義変更
  • 年金の停止や請求
  • 戸籍の変更 

なかにはコピー不可の届出や手続きもありますが、基本的にはコピーで大丈夫です。
病院での再発行には数千円かかることが多いので、忘れずにコピーをとってくことをおすすめします。

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